隠された神様のご計画を開く鍵(ヤコブ5:13)

今日、うつ病の人が非常に多いといわれています。それはなぜでしょうか?ある精神学者は、それは「順調希求」が原因ではないかと言っています。今日の人々は、物事が順調に進むことを望む思いが強すぎるというのです。家庭でも、学校でも、また社会でも、できるだけ「挫折感」から守ろうとする。困難にあわせないように教育していく。その結果、うつ病になる人が多いと結論付けています。
 また、幼い子どもは「全能感」に満たされ、自分が世界の中心にいると思って、何でも自分の思い通りになると信じています。そして、挫折や失敗を経験せずにそのまま成長した大人が、今日、多くの事件や問題を引き起こしていると言われています。
 私たちクリスチャンは、聖霊様の恵みによって、困難や挫折・苦悩をしっかりと受け止めて、それを祝福に変えていかなければなりません。これが信仰を持っているということです。信仰を持ったら、いろいろな問題や苦悩が無くなるというわけではありません。洗礼を受けたら人生がばら色に変わるということではありません。
 苦悩というのは、あなたが変革され、成熟されていく大きなチャンスです。ですからあなたの目を天に向けてください。苦しみのときに、その問題に目を向けるのではなく、天に目を向けて祈ってください。
 13節の「喜んでいる人」には二つの解釈があります。ひとつは前半の「苦しんでいる人」に対照して、幸せな人だという解釈です。こういう人は、幸せに慣れて、つい不平不満を持ちやすくなります。ですから、自分がどんなに恵まれた中にあるかをいつも覚えて、神様に感謝しなさいということを警告しているという解釈です。
 また、もうひとつの解釈は、「逆境の中にあっても、神様の愛の支配を信じて、喜んでいる人のこと。」という解釈です。私たちクリスチャンは、逆境の中にあっても主を賛美する。それはなぜでしょうか。逆境の中で、苦しみの中で、困難な中で主を賛美することによって、隠されていた神様のご計画が明らかにされるからです。
 では、私たちは苦しみの中で、無理やり感謝しなければいけないのでしょうか。そうではありません。祈りの中で、冷静に自分が置かれている状況をみて、感謝すべきことを探すのです。マイナスな状況を並べれは、不平や不満があふれてきます。でも、困難や問題・苦しみの中でも、祈りの中で神様の恵みを探すなら、本当にすばらしい神様の恵みを発見してうれしくなります。そして感謝があふれ、心から神様を賛美することができるのです。
 賛美というのは、隠れていた、閉ざされていた神様のご計画を開く鍵なのです。私たちの人生にも隠された神様のご計画があります。それをどうやって開くことでできるでしょうか。それは「賛美」によってです。どんな中にあっても、神様を賛美しましょう。
(日本キリスト教団 高砂教会 手束正昭師)

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