「大いに喜びなさい」

高森基信

テキスト:マタイの福音書 5章1-12節

 イエス様は宣教の始めに、この山上の説教から始められました。「ちいろば先生」で知られる榎本保郎先生は、この山上の説教を「神の国の憲法」のようなものであると言っています。世界各国にはそれぞれの憲法があるように、基準が必要です。物差しが「0」から始まっているように、どこに始まりを置いているかわからないと、何をも計ることができません。しかし、この神に国の基準はこの世の中のものとは正反対で、ここで語られる「幸せ」も「心の貧しい者、悲しむ者は・・・」と世の中では考えられないものです。このように聖書はこの世とは真逆の教えで満ちています(マタイ10:37—39)。11節においては「迫害の中でも大いに喜びなさい」と言われているのです。その基準とは天において報われるというものなのです。私たちが幸せの基準、喜びの基準をこの世の中の考えと合わせていては、それを得ることはできません。
 「この世と調子を合わせてはいけません。」(ロマ12:2)この世の基準に従うときに恐れ、不安がやってきます。しかし、心を新たにし、自分を変えていただくことによって、神の基準にたち、神の御心を見分けることができるようになると聖書は語っているのです。
 「上にあるものを求めなさい。思いなさい。」(コロサイ3:1-5)この個所には「地上にある体の部分を…殺してしまいなさい」と強い表現で書かれています。
 私たちは、畑に隠された宝を見つけ、すべてを売り払いその宝を手に入れたもののように(マタイ13:44)、天にある宝を思い大いなる喜びをもってこの世の人生を捧げ、この世の基準ではなく、神の国の基準よって歩み、行動していくものとなっていきましょう。

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