永遠の契約 創世記12章1~4節

富高尚師

 今日読んだ聖書箇所で、神様はアブラムに直接語り掛けられ、一方的で、無条件で、しかも永遠の祝福を約束されました。アブラハム契約と呼ばれるものです。神様がアブラムを選ばれ、永遠に及ぶ壮大な祝福の契約を結ばれたのは、なぜでしょうか?アブラムの生い立ちを見ても、アブラムの父はテラで偶像礼拝者だったのです。(ヨシュア記24:2)
 そのような環境の中でも、アブラムは主と交わりを持ち、祭壇を築いて真の神様を礼拝しました。アダム暦(アダムが生まれた年を元年として計算)によれば、アブラムが58歳の時までノアはまだ生存していたことが分かります。大洪水のあと、ノアはまず地上で祭壇を築きました。アブラムには、ノアから受け継がれた、確かな信仰の継承があったに違いありません。
 しかし、そんなアブラムに試練が訪れます。激しい飢饉が起こったのです。(12:10)アブラムは生活に対する恐れや不安から、エジプトへ逃れます。さらにエジプトでは命の危険を感じて、妻のサライに妹だと言わせるのです。
 そんな、信仰の試練に失敗したアブラムですが、神様は驚くべき対応をされました。アブラムを叱責し罰せられたのではなく、エジプトの王ファラオとその宮廷を大きなわざわいで打たれたのです。(12:17)
 神様の祝福とは、私たちの想像をはるかに超えて大きなものです。また、私たちの信仰生活において、神様はいつも完璧で100点満点を要求されているのではありません。時には失敗し、挫折することもありますが、神様はその大きな愛で私たちを覆い、祝福に変えてくださるのです。
 また、アブラムと神様が契約を結ばれたのは、今から四千年前のことです。しかし、この契約は今も有効で、アブラムの子孫だけでなく、すべての民族に対しても同じように無条件で、永遠の契約として祝福を約束されているのです。アブラムがこの契約に同意し「割礼」を受けた時、アブラムの家で生まれた奴隷も、異国人から買い取った者も、アブラムの家の者と同じ「割礼」を受けたのです。(17:27)
 今、私たちはイエス・キリストを信じる信仰によって、アブラハムの子孫とされ、神の子どもとされています。信仰によって「心に割礼」を受け、四千年前にアブラムが神様と結んだ契約のの祝福を受ける者とされているのです。
 「聖書は、神が異邦人を信仰によって義とお認めになることを前から知っていたので、アブラハムに対して、『すべての異邦人が、あなたによって祝福される』と、前もって福音を告げました。」(ガラテヤ3:8)

コメントを残す

コメントを投稿するにはログインしてください。