新しい葡萄酒は、新しい皮袋に

 当時、葡萄酒は羊の皮袋に入れて保存されていました。そして保存するのは伸縮の良い新しい皮袋でなければなりませんでした。何故なら、新しい葡萄酒は発酵するものなので、古い皮袋だと膨張に絶えきれずに破裂してしまい、皮袋も葡萄酒も駄目になってしまうからです。
 それは、クリスチャン生活に例えることが出来ます。
 古い皮袋とは「古い考え、自己中心的な生き方」です。また、新しい皮袋とは「新しい考え、神様の御言葉中心の生き方」です。
私たちは、神様を信じたならば新しい考えを持ち、御言葉をしっかりと信じ、信仰に生きる必要があります。
 マルコの5章には、「長血の女性」の記事が出てきます。
12年間、婦人病で悩んでいる女性がいました。彼女は、治療のために財産を遣い果たしました。しかし、それは何の甲斐もなくかえって症状はひどくなるばかりでした。絶望の中、彼女はイエス様の噂を聞きました。それは、悪霊が追い出され、あらゆる病気が癒された奇跡の話でした。その噂は、彼女を突き動かしました。   
 当時このような病気を持つ者は「汚れた者」とされ、人と接触することは禁じられていました。しかし、彼女は「イエス様のお着物にさわることでもできればきっと直る!」と告白し続け(マルコ5:28)人混みに入って行ったのです。彼女の行動には、切なる願いが込められていました。そして、彼女がイエス様に触れるやいなや、彼女の体の中に変化が起こりました。血の源がかれ、ひどい痛みが治ったのです。
 イエス様は言われました。「誰がわたしの着物に触ったのですか?」
イエス様は、ご自分のうちから力が外に出て行くのを感じられました。癒された女性は、恐れながら御前に出て、ひれ伏し、自分に起こったことを全部話しました。イエス様は、彼女の信じる心を喜ばれ、「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」と言われました。
 イエス様は、私たちの「信仰」を見ておられます。この信仰とは、「イエス様に対する信頼」です。イエス様を心から信頼する者に、神様は素晴らしい御業を見せて下さいます。
 神様から離れた生活をしていた時は、自分を信頼し、自分の考えで生きていました。「願望」はあっても、それを実現する力がなく失望の中にいました。
 しかし、イエス様を信じてクリスチャンになった時、すべてが新しい生活になりました。神様を信頼し、神様の御心を行う生き方へと変えられました。「願望」は「信仰」へと変わり、神様によって何事でも出来る者となりました。神様は、私たちを新しくして下さり、永遠のいのちを与えて下さったのです。もはや、古い皮袋は捨て去りました。新しい皮袋に、新しい葡萄酒を入れる者となったのです。私たちは聖霊によって、恵み溢れた生活が出来ることを感謝したいのです。

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