約束のものを見つめ続ける 富高美和伝道師(ヨシュア記14章)

 ヨシュア記14章は、約束の地カナンの相続地を、各部族にくじで割り当てている場面です。しかし、このくじによる割り当てに例外が出てきました。ユダ族であるカレブが、ヨシュアに「ヘブロンは、私たちの相続地です。」と割り当て地について直訴してきたのです。  しかしカレブは、自分の身勝手でこのようなことを言ったのではありませんでした。それには確信に満ちた2つの理由があったのです。①主がカレブに、「その地を与える」と約束して下さったから。
 (ヨシュア記14:7~9)
 この約束を見るためには、45年の月日をさかのぼらなくてはなり ません。かつてモーセがイスラエルの指導者であった時、カナンの 地に12人の偵察隊を送りました。その中に40歳の若きカレブが いました。彼等は40日の偵察を終えて帰って来ましたが、偵察隊 の内10人はモーセに、「カナンには上っていくべきではない。」と
 神様に対する不信仰を顕わにした報告をしました。カナンの地にい る巨人、また彼等の戦力と堅固な城壁を見て恐れたのです。イスラ エルの全会衆もそれを聞いて嘆き悲しみ、エジプトに帰ろうと言い 出しました。その時、ヨシュアとカレブだけは、信仰に立ち「恐れ てはならない!神様の約束された地は素晴らしい地だ。神様が共に おられるのだから、私たちは勝ち取ることが出来る!」と叫びまし た。神様は、それらをご覧になり、「カレブとヨシュア以外は約束 の地に入ることは出来ない」と言われ、40年間イスラエルの民は 荒野をさまよわなければなりませんでした。その時神様は、カレブ に対して「わたしはカレブが行って来た地(ヘブロン)に彼を導き 入れる。彼の子孫はその地を所有することになる」(民数記14: 24)と言われたのです。カレブは、その時から45年間もこの約 束を見続けました。そして今それが実現しようとしているのです。
②カレブは、信仰によって戦いに勝利出来ると確信していました。
 (ヨシュア14:10~12)
 カレブはもう85歳でした。しかし、彼には約束の地を手に入れる という「夢」がありました。その希望が彼の肉体と心を支えていた のです。彼の信仰は45年前とは全く変わらず、神様が約束して下 さったのだから、必ずヘブロンの地を勝ち取ることが出来る、と信 じていたのです。相手は10人の偵察隊を絶望に追い込んだ強敵で した。しかし、カレブにとっては自分の年齢も相手の状況も関係な かったのです。彼にとって重要なのは、神様の「約束」でした。
 彼は、信仰の通りヘブロンを攻め取り、所有地としました。  
神様は約束の地を与える理由として、「わたしのしもべカレブは、ほかの者と違った心を持っていて、わたしに従い通したので~」と言われました。カレブは①ほかの者と違った心(信仰に堅く立ち、世に流されない心)を持っていました。また②従い通す強い信仰を持っていました。それを神様は喜ばれたのです。
 私たちの約束の相続地は天の御国です。この地上において、私たちは約束のことば(聖書)を見続け、最後まで従い通す者であります。

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