人間をとる漁師に

 「イエスは彼らに言われた。『わたしについて来なさい。あなたがたを人間をとる漁師にしてあげよう。』」 (マタイ4:18~25)
 
 この個所には、イエス様が公生涯に入られ、ガリラヤ湖のほとりでペテロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネを弟子として選ばれる場面が書かれてあります。
 彼らは、無学で、名もない人々でした。
しかし、イエス様はあえてそのような者たちを選ばれました(マタイ10:2~4)。それは、彼らの中に神の力が働いていることを人々に示すためでした。
 ルカの福音書1:1を見ると、12弟子の他に70人を定め、それぞれの町や村に遣わしたことが書かれてあります。そこを見ると、彼らが祈ると悪霊たちが服従した(病が癒され、悪霊が出て行った)ということが分かります。
「イエスは言われた。『わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました。確かに、わたしは、あなたがたに、蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けたのです。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。だが、しかし悪霊どもがあなたに服従するからといって、喜んではなりません。ただ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。』」
 イエス様を信じる者は、神の弟子です。そして、神の弟子には敵に打ち勝つあらゆる権威が授けられます。イエス様は、イエス様を信じ、神の弟子となった私たちに対し、また新しく神の弟子をつくるようにと命じています。
「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父と、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守り行うように、彼らを教えなさい。」(マタイ28:19、20)
 イエス様が初めに、ペテロらに声をかけられた時、「あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」と言われました。
「人間をとる漁師」とは、悪魔の支配下にあってもだえ苦しむ人々をを解放し、イエスの御名によって彼らを導き、弟子として彼らを遣わすということです。12弟子は、そのようにイエス様によって訓練されました。使徒パウロもその一人です。
 私たちも、「人間をとる漁師」として神様に選ばれました。
「私には知識がない。」「私は弱い。」と思われるかもしれません。しかし、神様はあえてそのようなあなたを選ばれたのです。あなたの弱さの内に、力強い神の力を見るためです。
「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである。」(第Ⅱコリント12:9)
 ですから、私たちは権勢によらず、能力によらず、神の霊によって、力強く立ち上がることが出来るのです。
 私たちは、主にあって選ばれ、今は福音を宣べ伝える者です!!