そのままを受け入れる信仰(永井明牧会長)

「~全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:12~20) 
 ある二人の弟子が、エマオの途上において、復活されたイエス様と出会います。彼らは初めはイエス様であることに気づかずにいましたが、夕食を共にし、交わりを深める中で、目の前にいる方が復活されたイエス様であることに気づきます。彼らは「よみえがり」を噂で聞いてはいましたが、信じることが出来ませんでした。事実を見てみなければ信じない、そのような人間的な信仰だったのです。イエス様は彼らの目の前に現れ、よみがえりが真実であることを示されました。 からっぽの墓を見て、ようやく「イエス様はやっぱりよみがえったんだ!」というような信仰は、本物の信仰ではありません。
 イエス様の直属の弟子達も、同じでした。エマオの途上でイエス様と出会い、語りあった、という彼らの言うことを全く信じようとしませんでした。そのような弟子達の前に、イエス様は現れて下さり、彼らの不信仰とかたくなな心をお責めになりました。
そして彼らにこう言われました。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」と。
 当時、「全世界」がどのようなものか、彼らは把握していませんでした。しかしイエス様は、彼らの知識や信仰のレベルではなく、まずは、イエス・キリストのことばを、そのまま受け入れることが重要であるということを教えられたのです。
 イエス様のおことばに従う時に、神様の力の偉大さを見ることが出来ます。
 イエス様の「出て行き」ということばは、当時の11人の弟子達だけに言われたのではありません。そのことばを聞いて「大勢」の人が心動かされ、全世界に出て行ったのです。この「大勢」には、今を生きる私たちも人数に加えられています。神様のことばを聞き、そのことばに従う人には、必ず神様の御業が現されるのです。
 イエス様は、ただ「宣べ伝えなさい。」と言われただけではなく、福音に伴うところのしるし、奇跡がもたらされる、と約束して下さっています。
「信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」(マルコ16:17、18)
 神様は、この恵みを特定の人に与えたのではなく、信じる全ての人に与えておられます。信じる人なら誰でも、です。
 神様の御言葉は、命のことば、信仰のことば、実を結ぶことばです。私たちは聞いた御言葉をそのまま受け入れ、信じる者となりましょう。
それが、神様が、私たちに望んでおられることなのです。