「~『それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる。』この奥義は偉大です。~」(エペソ5:22~33)
聖書を見ていくと、「キリストと教会の関係」が、「結婚関係」に反映されていることが分かります。教会はキリストの花嫁であり、キリストは教会の花婿です。私たちは、キリストがどれほど教会を愛して下さっているかということと、花嫁を迎えるために、キリストが教会をきよめて下さるということを知らなければなりません。
1、キリストは教会を愛された
①対等な関係として
教会がキリストのからだである場合、キリストがかしらで教会はその命令に従って動く。教会が聖霊の宮である場合は、キリストが土台として教会を支え、教会はキリストと正しい依存関係にある。
②献身的な愛であり、特別な愛(イザヤ43:1~4)
旧約の神様とイスラエルの関係は新約時代のキリストと教会の型。
旧約時代、神様はとるに足らない小さな国の数少ないユダヤ民族を愛された。
③犠牲の愛
旧約時代、イスラエルの民は何度も父なる神の愛を裏切った。
しかし、霊的な姦淫を犯し続けるイスラエルの民を変わらぬ愛で愛し続けた。(ホセヤ3章)
キリストは、私たちを花嫁にするために、ご自身を捧げられた。
2、キリストは教会をきよめられる
教会は、キリストによってきよめられ、また自らをきよめ続けることで、その関係を保っている。
洗足式・・・「もし、わたしが洗わなければ~何の関係もありません。」
(ヨハネ13:6~8)
花婿なるキリストが、花嫁なる教会に求めておられるのは「きよさ」
(エペソ5:25、ヨハネ17:17、使徒20:32)
私たち教会は、キリストの花嫁として、最も美しい姿でキリストの前に立つことが出来るよう、御言葉によってきよめられることを求める。
3、キリストは教会を迎えに来られる
(エペソ5:26~27、ヨハネ14:3、黙示録22章)
黙示録には「わたしはすぐに来る。」と書かれている。「すぐに」とは、今すぐという時間的なことや人間の都合に合わせた時間ではなく、神様のご計画の中で決められた「最善の時」のことである。
「来てください。」は「御霊も花嫁も言う」と書かれてある。
御霊と花嫁の関係は?
創世記24章のイサクの婚姻の時にアブラハムのしもべエリエゼル(神の助け、の意)が必要不可欠だった。キリストの花嫁には、聖霊の導きが必要不可欠。神の助けである聖霊は、いつも花嫁の側にいて、キリストの花嫁としてふさわしく整える働きをして下さる。