わたしのほかに神はいない

イザヤ書45章1~7

富高尚師

 ここはイザヤがバビロン滅亡の様子を預言したものです。しかも、たった一日で難攻不落の二重城壁に囲まれた大帝国が亡ぶ様子をリアルに預言しています。それは同時にバビロン捕囚の終演であり、この日にイスラエルの民はエレミヤによって預言された期間、70年(エレミヤ25:11~12)の捕囚から解放されたのです。
 この日のために神様が選ばれたのが、ペルシャの王「クロス」です。ここではっきりとその名前が記されていますが、実際にペルシャの王クロスが登場し、バビロンを滅ぼすのは、イザヤの預言から約150年後のことです。クロス王が歴史に登場する前から、神様はその名を呼び、彼に「油注がれた者」という称号を与えられました。それはメシヤ(救い主)という意味ですが、まさにクロス王はバビロンに捕囚となったイスラエルの民のメシヤとしての役割を担うことになったのです。
 神様は、これらの驚くべき預言を成就されましたが、それは、その場に居合わせた当事者はもちろん、歴史の中にはっきりとその御業をしるして、全世界の人々が、その事実を認めて、まことの神を知るためなのです。(イザヤ45:6)
 またイザヤは、二千年前に私たちの罪の身代わりとして十字架につけられ死なれたイエスキリストに関する預言(イザヤ53章)や、メシヤとして地上に来られたイエスキリストが多くの人々の心の傷を癒し、病を癒し、罪の奴隷となって捕らわれている人々を解放されることを預言しました。(イザヤ61章)
 これらの預言も、歴史上の事実としてみな実現したことを私たちは聖書を通して知ることができます。それは、聖書の神様が、天地を造られた創造主なる神であり、そのひとり子であるイエスキリストがすべての人の救い主であることを知るためなのです。70年間バビロンに捕囚となっていた民は、クロス王によってたった一日で、そこから解放されたのです。全能の神様は、あなたの問題や悩みにも必ず答えて下さり、すみやかに解放して下さいます。「わたしが主である。ほかにはいない。わたしのほかに神はいない。」(イザヤ45:5)

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