神を愛する人たち

ローマ人への手紙8章28節

富高尚師

 「神を愛する人たち」とは、「神のご計画に従って召された人たち」です。神様は、神を愛する人たちのためには、すべてのことを働かせて益としてくださいます。また、神を愛する人たちは、神が「あらかじめ定めた人たち」で、これらの人たちを更に召し、義と認め、栄光を与えて下さるのです。
 義と認められるとは、神様の前に罪の無い者として立つことができるようになるということで、栄光が与えられるとは、私たちのような者が、御子のかたちと同じ姿に変えられるということです。しかし、これらは私たちが神を愛したからではなく、まず神様が私たちを愛してくださって、ご自分の御子さえ惜しみなく与えて下さったからなのです。
 神に愛されている私たちが、神を愛して従うとき、神様は私たちにとってどんな時にも「味方」となってくださいます。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。(ローマ8:31)
 パウロがこの手紙を書いた時代は、激しい迫害の時代で、イエス様を信じるだけで命を狙われました。でも、そのような中にあって、神に愛され、神を愛する人たちを誰も主キリスト・イエスにある神の愛から引き離すことはできなかったのです。
 それどころか、神に愛され、神を愛する人たちは「圧倒的な勝利者」であるとパウロは言っています。イエス・キリストを神の御子と信じ、その愛のうちにいる者は、たとえ「屠られる羊」のような状況に中にあっても、神様が味方となられ、完全な勝利を与えて下さいます。「世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。」(Ⅰヨハネ5:5)
 旧約時代もイエス様の時代にも、神様を信じて従う者には多くの試練があるのを見ますが、彼らはそのような中で「圧倒的な勝利」を幾たびも経験してきました。パウロもその一人です。パウロの生涯を見るとき、苦難や苦悩、迫害や飢えの連続でした。(ローマ8:35)しかし、パウロはそれらの問題がキリストの愛から私たちを引き離すことはできないばかりでなく、かえってそれらの問題を乗り越える力を神様が与えてくださり、圧倒的な勝利を得させてくださることを体験したのです。
 今のこの世を生きる私たちも、多くの問題や悩みを抱えていますが、それらの中にあっても、神に愛され、神を愛する者たちには、神がすべてのことを働かせて益として下さることを、私たちも体験し確信させていただきましょう。

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