父の約束 使徒の働き2章1~4節

富高尚師

 イスラエルにおいて、成人男性は年に三度エルサレムに上り神殿で礼拝を捧げるように律法で定められています。(申命記16:16)ちょうどこの日は五旬節(七週の祭り)で祭りを祝うために、敬虔なユダヤ人が天下のあらゆる国々から来ていました。(使徒2:5)この日に起こった出来事は、超自然的な不思議な現象で、「天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、家全体に響き渡り、炎のような舌が分かれて現れ、皆が聖霊に満たされて他国のいろいろなことばで話し始め」たのです。(使徒2:2~3)しかし、これらの現象に目を止めるのではなく、大切なことはこの出来事が「五旬節」の日に起こったということです。それは、父の約束が成就し、この日を境に時代が大きく変わったこということを知らなければなりません。
 この日の出来事に、どんな意味があるのかは、よみがえられたイエス様のことばによって知ることができます。復活のイエス様は弟子たちに「エルサレムを離れないで父の約束を待ちなさい。」(使徒1:4)と命じられましたが、その約束については、イエス様が十字架にかかる前に弟子たちにすでに、次のように語っておられます。「わたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。この方は真理の御霊です。」(ヨハネ14:16~17)また、この約束については、ペテロも次のように語っています。「この約束は、あなたがたに、あなたがたの子どもたちに、そして遠くにいるすべての人々に、すなわち、私たちの神である主が召される人ならだれでも、与えられているのです。」(使徒3:39)
 私たちは、このペンテコステの日の不思議な出来事に目を奪われがちですが、神様がこの日に成就してくださった約束の大きな目的は、私たちがキリストの証人となることです。(使徒1:8)聖霊に満たされるとき異言(他国のことば)でかたることができるようになります。また、聖霊の働きによって自分の力以上の能力を発揮できるようになります。しかし、それはすべてキリストの証人としての働きのために用いるように父なる神様が与えて下さるものなのです。そして、キリストの証人としてなすべき私たちのもっとも大切な役割は、「和解の務め」です。神と人との和解、人と人との和解、、ユダヤ人と異邦人との和解、国と国との和解です。このペンテコステの日以来、助け主である聖霊様は、イエスキリストを信じるすべての人に与えられます。父の約束が成就し、新しい恵みの時代が始まったからです。聖霊様を求めましょう。

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