母の日礼拝~母の祈りの実~

富高美和師
「わたしはあなたのうちにある、偽りのない信仰を思い起こしています。その信仰は、最初あなたの祖母ロイスと母ユニケのうちに宿ったもので、それがあなたのうちにも宿っていると確信しています。」(第二テモテ1:5)
 パウロはテモテをこよなく愛し、霊的父親として常に励まし、そして彼の信仰の成長を助けました。パウロのテモテに対する思いはピリピ2:19~24にあるように「私と同じ心を持つ者」「主のみわざに共に励む者」「最も信頼出来る者」と語っています。
 テモテとの出会いは、パウロの第二回目の伝道旅行でルステラの町に行った時のロイス一家との交わりがきっかけでした。パウロはテモテを見た時に「なんて純粋な信仰を持っている青年なんだ。ぜひ伝道の協力者として連れて行きたい。」と思いました。それほど、テモテは偽りのない信仰を持ち、忠実に主に仕える者だったのです。
 さて、伝道者テモテはもとからそのような素質を持っていたのでしょうか。いいえ、そうではありません。テモテは敬虔なユダヤ教徒として長年歩んでいた祖母ロイスと母ユニケの祈りによって実を結んだ魂でした。ロイスと母ユニケは、パウロの第一回目の伝道旅行で、イエス様を受け入れ信仰を持ちました。その信仰を、若きテモテは受け継いだのです。それはパウロの言葉によって知ることが出来ます。「けれどもあなたは、学んで確信したところにとどまっていなさい。あなたは自分がだれから学んだかを知っており、また、自分が幼いころから聖書に親しんできたことも知っているからです。聖書はあなたに知恵を与えて、キリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることが出来ます。」(第二テモテ3:1,15)
 「幼いころから聖書に親しんできた」とあります。でも幼い子が一人で聖書に親しむことは難しいです。この言葉から、母ユニケが幼いテモテをある時は膝に抱き、ある時は家事をしながら、ある時は寝る前に「神様のことば」を分かりやすく愛をもって語った姿を見ることができます。「神様がどんなに素晴らしいお方か、どんなに愛に溢れておられるか、神様のご計画のすごさ。」
これらを聞いたテモテは、幼子ながらドキドキわくわく胸をときめかせ、そして神様のことばが大好きになったのではないでしょうか。テモテが何をする時も、背後には母ユニケの祈りがありました。御言葉によってテモテは成長し、母の祈りによって強められていったのです。
 私たちは、子供たちが「聖書に親しむ」ように導きます。「御言葉はあなたがを成長させ、聖なるものとされたすべての人々と共にあなたがたに御国を受け継がれることが出来るのです。」(使徒の働き20,32)愛する子に御国を受け継がせる、これが母の祈りの実となるようにと願います。 

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