あなたがたの知らない食物

「しかし、イエスは彼らに言われた『わたしには、あなたがたの知らない食物があります。』イエスは彼らに言われた。『わたしを遣わした方のみこころを行い、そのみわざを成し遂げることが、わたしの食物です。』~『さあ、わたしの言うことを聞きなさい。目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れるばかりになっています。』
               (ヨハネの福音書4:31~35) イエス様は、サマリヤに足を運ばれました。正確に言うと「サマリヤに行かなければならなかった。」(4:4)のです。
 ユダヤ人はサマリヤ人を混血の民として忌み嫌っていました。ですから、いつもユダヤ人たちは、サマリヤを避けて旅をしていました。しかし、イエス様はわざわざそこを通って行かれました。それは、一人の女性に会うためでした。この女性は過去に5人夫があり、6人目の男性と同棲をしているところでした。彼女は結婚に幸せを求めましたが、ことごとく裏切られました。その中で、彼女は人ではなく、天に望みを置く者と変えられて、メシアの現れを待ち望んでいたのです。イエス様は、切なる祈りに耳を傾けて下さり、答えて下さいました。
 その後、弟子達はイエス様に食事を持ってきて「どうぞ、召し上がって下さい。」と勧めました。するとイエス様は「わたしには、あなたがたの知らない食物があります。」と言いました。
 弟子達は、命を養う食事を持って来ました。しかし、イエス様の言う食物は霊的な命を養うもので、それは①番目に「御言葉」です。私達が成長するのは、この御言葉にあります。「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。」(第一ペテロ2:2)
 イエス様は、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」(マタイ4:4)と言いました。
 私達が成長する中で、色々な問題があります。その現象だけを見て解決策を考えてもそれは一時的なものにすぎません。ですが、その問題を霊的に捕らえ、その根本を見抜く時、現象の前に現れる原因を理解し、その問題の根から全てを取り除くことが出来るのです。霊的な目を養う為に、私達は御言葉を蓄える必要があります。
 また霊的な命を養い、成長をするのに必要なものは②キリストを知る、ことです。「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときも、決して渇くことがありません。」(ヨハネ6:35、51)キリストがどのような方かを知る時、困難の中にあっても立ち上がる力が与えられます。  ③番目は、神様のみこころを行い、そのみわざを成し遂げること、です。ですから、私達が聖霊様によってみこころを知り、みわざを成し遂げる時、霊的な成長をすることが出来ます。神様のみこころとは「福音を伝えること」です。イエス様は、サマリヤの女に福音を伝えました。それが、イエス様の何よりも勝る霊的な食物だったのです。 また、④愛によって働く信仰を持つこと、⑤神の時を待つこと、これらも大切です。この5つを守る時、私達はイエス様の言われる食物によって霊的命を養い、成長することが出来るのです。

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