ホサナ通信(1981年6月21日号)

<お母さんの好きなところ>①服やなんか汚れた時に洗ってくれる②ぼくのために、いつも祈ってくれる③ぼくのためを思って怒ってくれる
<お母さんのきらいなところ>①ぼくがしていないのに怒る②ぼくが欲しいと思う物を買ってくれない。③ぼくのいやなことを言う。( たかもりこうき)

 これは長男が学校で母親について書いてきたものです。「母の日」の作文を書くための参考にと、先生が自分の母親の好きなところ、嫌いなところを書かせたものらしいのですが、読んでいて思い当たることも多く、色々教えられました。まず、気になるのはきらいなところ。
 「ぼくがしていないのに怒る」
 これは、次男や長女のしたことを、勘違いをしてしかったことも度々あるので、長男としては、よほどいやな思いをしていたのでしょう。大いに反省しています。
 「ぼくが欲しいと思う物を買ってくれない」
 これは、子供たちの欲しがるものを次々に与えていたら際限もないし、我慢する心も養われないでしょう。それに、子供の選ぶものは、ロボットや漫画ばかりなので、子供の言うなりになる訳にはいきません。 これからも、この苦情は甘んじて受けることにします。
 最後は「ぼくのいやなことを言う」。
 私が、子供たちのことで、良いことでも悪いことでも、感動したり、おもしろかったりしたことは何でも、主人や兄妹に話をするので、ちょっぴりプライドが高くて、恥ずかしがり屋の長男にとっては気になることなのでしょう。これからは、長男の気持ちも尊重して慎むことにいたします。
 さて、好きなところ。ほおが緩みます。洗濯のことは、他の子供たちも書いていることでしょう。私のうれしかったのは、「ぼくのためにいつも祈ってくれる」と。「ぼくのためを思って怒ってくれる」でした。特に「-怒ってくれる」には、大感激。
 三才、五才、七才の子供を相手に、本当にしかることの多い毎日です。特に、長男にはしかりすぎたかなあ、と思う日が多くあります。そんな日は、夜、寝床の中で長男の手を握りながら語りかけます。こんな風に。「恒喜、今日はよーくしかられたわねぇ。」「うん」「お母さんは、恒喜がきらいだからしかるのかな?」「・・・」「好きだからよ。恒喜が悪い子にならないようにしかるのよ。いいことしててしかられたことある?」「ない。悪いことをしたときにしかられる。」「そうね。お母さん、恒喜を愛しているわよ。」「うん」この会話を素直に受け止めてくれているようで安心しました。
 箴言に「ためになる批判をどんどん取り入れるのは利口な人です。耳の痛いことを喜んで聞かないと自分をだめにします。」(15:31、32 リビングバイブル)というみことばがありますが、神様からの叱責もその背後にある神の愛を感じつつ受け止められるようになったら、その人の信仰は、ぐんぐん成長するように思えます。
「わたしの子よ。主に懲らしめられて、腹を立ててはなりません。主にあやまちを指摘されて、気落ちしてはなりません。主が懲らしめるのは、あなたが憎いからではなく、あなたを愛しているからです。主がむちを打つのは、あなたが真に神の子供だからです。」(ヘブル12章5~6節 リビングバイブル)

コメントを残す

コメントを投稿するにはログインしてください。